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イシュグル

オーストリアとスイスに跨るシルブレッタ山群を滑る世界屈指の機動力を誇る
注目度No.1次世代スキーリゾート イシュグル

ISCHGL イシュグル

今、世界で最も注目を浴びるスキーリゾート。「Relax. If you can…」という強烈なキャッチフレーズの通りスキーはもちろん、アプレスキーまで訪れた者を決して飽きさせることはありません。リフト・ゴンドラの抜群の機動力で、スイスと国境を越えてのスキーは滑り応え充分です。周囲は3000mを越えるシルブレッタ山群に囲まれているため、オーストリアでも屈指の降雪量を誇ります。新しいオーストリアスキーをご体験ください。

フェローならではのイシュグル

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イシュグルは地形が複雑なため、マップでは分かりづらいエリアが多くあります。このエリアを世界屈指の機動力を利用しイシュグル&ザムナウンエリアを4日間ご案内します。斜面が谷に面するイシュグルは中上級斜面が多く時間帯によって雪質が異なるため、雪質、混み状況に合わせてご案内します。降雪があった日はオフピステ天国のグロンダエリアへ。天候の良い日はザムナウン側のロングコースを中心に滑走します。

スイスへの国境越えスキー

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かつてオーストリアとスイスではヴァルディ峠を越えて交易が営まれていました。その密輸ルートを滑り、スイス唯一の免税の街ザムナウンまでのロング滑走を堪能します。滑走後のランチはザムナウンの街で美味しいイタリア料理で舌鼓。オーストリアとは食文化も異なり、エンガディン地方のピッツァとパスタは絶品です。その後、ザムナウンからイシュグルまでの周遊コースをお楽しみください。

ゼアファウス、フィス、ラディス遠足

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イシュグルの反対側に位置するパツナウンタールに連立するもう一つの広大なスキーエリアです。3つのエリアから構成され、ゼアファウス、フィスを中心に滑走します。太陽が降り注ぐ長い1枚バーンが多いため、開放的なスキー滑走が魅力です。また、最新のリフト、ゴンドラが効率よく利用できます。ゼアファウスからはチロル山群、北イタリアのオルトレス山塊、そしてスイスまで3カ国の壮大な山容を眺めることができます。

イシュグルの街

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年々進化を遂げるイシュグル。街もスポーツショップ、レストラン、パブ、雑貨屋、高級プランドショップなど多くの店が軒を連ねています。特にスキー滑走が終わる時間帯のパブは大賑わい。ホテルに戻る前にまずはビール、ワイン片手に盛り上がます。シルブレッタバーン周辺のバプは大賑わいで、街にはバカンスで訪れた方々の活気で満ち溢れています。隔週でスキーショーも開催しており、飽きることなく滞在をお楽しみいただけます。

最新のリフト・ゴンドラ群

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機動力と設備は世界屈指でヒーター付きの8人乗りゴンドラ、2階建てのゴンドラ、最新のロープウェイなど最先端の設備が整っているため、広大なエリアを効率よく快適に滑走できます。これら最新の索道設備、ゲレンデ付帯設備がイシュグル&ザムナウンの魅力の一つです。街中ならどこに滞在してもゴンドラに3分以内にアクセスがコンセプト、2層のゴンドラ、高速8人リフト、公共エリアでの無料Wifiも完備しています。

グロンダ内のオフピステ

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豪雪地帯のイシュグルの魅力のひとつが広大なオフピステエリア。特にグロンダエリアのオフピステは上級者でも満足の斜度とレイアウトです。降雪があった翌日には極上のパウダーバーンとなる最奥の標高2811mの「ヴァル・グロンダ」エリアが絶対にお勧めです。標高差約900mのダイナミックなオフピステ滑走が楽しめます。シルヴレッタ山群を見渡す広大なオフピステシーンをお楽しみください。

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スキー場 DATA

  • スキーパス 6日
    314ユーロ
  • シニア料金

    277ユーロ(60歳以上)

  • リフト・ゴンドラ数
    141 基
  • コース総延長距離
    492 km
  • 最大標高差
    1472 m

コースレベル

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

コースレイアウト

ホテルアルボナ(イシュグル滞在)

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街のメインストリートに面し、ゴンドラ乗場まで徒歩5分の好立地です。多少中心部からは外れているため、夜は静かにお過ごしいただけます。広々としたお部屋が好評で食事も種類が豊富なビュッフェが魅力です。

ホテルポスト(ガルチュール滞在)

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村の中心に位置する好立地のホテルです。ホテル前がバス乗場のため、スキー場へ行く際も大変便利です。特に食事がお勧めで、量、味ともにお客様から好評です。静かな滞在を希望される方へお勧めです。

ischgl のおすすめポイント

今、最も熱いヨーロッパの山岳リゾート

ヨーロッパのスキー場の中で近年一段と活気に溢れているスキー場がこのイシュグル。オーストリア側のイダルプ周辺はもちろん、スイス側ザムナウンへ続くロングコースも滑り応え満点。毎年リフトやゴンドラなどの設備が新しくなっているスキー場で、効率的にスキーができるようにも設計されています。ファミリー層や2,30代の若年層も多く訪れ、15時を過ぎたころから始まるアプレスキーでは生バンドの演奏が楽しめるまさにパーティリゾートです!

SKIERS VOICE(スキーヤーズ ボイス)

  • イシュグル スキーヤーのためのリゾート

    スキーヤーのためのリゾート

    欧州でも屈指の豪雪地帯で雪不足とは無縁のイシュグルは、オン・オフ両方の広大なスキーエリアが広がっているが、快晴のなか周囲全てを見渡せる幅広なロングバーンの滑走は他ではなかなか味わえないものでした。他のエリアのように名峰を望むスキーエリアではないが、スキーリゾートとしてのポテンシャルはかなり高いと感じるとともに、スキーを楽しむことに特化して作られたリゾートという印象を持ちました。

    佐々木 泰様・利佳様(富山県)

「世界の雪の絶景」 イシュグル

ヨーロッパ最大級の国立公園と 世界遺産の手つかずの大自然を滑る

オーストリアアルプスは、 南側ではスロヴェニアへいたり、 東側ではウィーンの森で標高を落とし、スロバキア、ポーランドへとつながる広大な平野へと姿を変える。そこに広がるのは、全長約1、200㌔に及ぶ広大なヨーロッパアルプスの最後の氷河が大平原へと姿を変えるユニークな山岳風景。オーストリア南部の東チロル州やケルテン州、そして、ザルツブルク州からシュタイヤーマルク州にかけては、そんな景観に出会える地だ。

グロースグロックナー&ダハシュタイン山

グロースグロックナー&ダハシュタイン山

男性的なフォルムを持つ オーストリア最高峰 グロースグロックナーの絶景の数々

オーストリアの最高峰、グロースグロックナー(3、798㍍)は、ザルツブルク、ケルテン、東チロルの3州に裾野を分ける山。その名の由来のひとつに、山の形が鐘(グロッケ)に似ているからだとする説があるが、鋭く切り立った峰を持つ男性的なフォルムが魅力の山だ。1、800平方㌔もの面積を持つヨーロッパ最大級の国立公園、ホーエ・タウエルン国立公園のなかに位置し、夏も、冬も重厚で迫力のある風景を楽しませてくれる。このグロースグロックナーとホーエ・タウエルン国立公園が織り成す風景が、オーストリアアルプスの南側で見ることができる絶景だ。

一面に銀世界が広がる冬のホーエ・タウエルン国立公園。左奥に遠望できるのがオーストリアの最高峰、グロースグロックナーだ

一面に銀世界が広がる冬のホーエ・タウエルン国立公園。左奥に遠望できるのがオーストリアの最高峰、グロースグロックナーだ

グロースグロックナーを近くに感じながら滑れるのは、大きく3つのエリア。ひとつは、ケルテン州にあるフィラッハ周辺のスキーエリア。ふたつ目は、グロースグロックナーを正面に見る教会で有名なハイリゲンブルートのスキーエリア。ハイリゲンブルートとは「キリストの聖血」という意味。伝説によれば、このキリストの聖血を携えて旅していたビザンチン帝国の官吏が、アルプス越えの最中、この地で寒さのために息絶えてしまう。その人物と聖血を祭るために教会が建てられ、現在でも聖ヴィンツェンツ巡礼教会として多くの巡礼者を集めている。3つ目は、ケルテン州とザルツブルク州との州境に近いモルタレーグレーシャー。ケルテン州のなかで標高3、000㍍を越えるスキーエリアはモルタレーグレーシャーだけであり、ここから眺めるホーエ・タウエルン国立公園の雪景色と青空に浮かび上がるグロースグロックナーは迫力満点。山頂から北斜面に向かって広がる雪質抜群のオフピステエリアのスキーとともに、ぜひ一度楽しんでもらいたい風景だ。また、モルタレーグレーシャー・スキーエリアの南西側には、リエンツを隔てて北イタリアの世界遺産、ドロミテ山群が一望できる。一カ所でまったく異なる様相を見せてくれるオーストリアアルプスの懐の深さは、滑るだけに限られない、スキーの楽しみの広がりの大きさ、深さを実感させてくれるはずだ。

ピークの間近から望むグロースグロックナー。鋭く切り立った男性的なフォルムが特徴的だ

ピークの間近から望むグロースグロックナー。鋭く切り立った男性的なフォルムが特徴的だ

オーストリアの最高峰だけありグロースグロックナーを遠望する美しい風景もある。なかでもザルツブルク州の南側にある街、ミッタージル周辺のスキーエリアからは、グロースグロックナーとキッツシュタインホルン(3、203㍍)という対照的な2大名峰を一望できる。オーストリアとイタリア、ふたつの国を分ける氷河エリアにそびえ立つ2大名峰は、落ち着いた調和の取れた風景を楽しませてくれる。空気が澄み切った朝や午前の風景もきれいだが、チャンスがあったら1〜2月頃の夕方の景色に触れてもらいたい。空が暗く沈みきってしまうまでの短い時間帯だけに現われる神秘的な風景に出会うことができるはずだ。チロル州のキッツビューエルからザルツブルク州のミッタージルまで、長く、変化に富んだスキーエリアを長距離滑走し、完全制覇したご褒美かのように現われるこの風景は、魂が締めつけられると言っても過言ではない絶景。アプレスキーをしながら楽しむホーエ・タウエルン山群のサンセットは、オーストリアスキーならではの体験。実際に現地に足を運んで滑り、目の当たりにしなければわからないものがある。そんなスキーと風景のコラボレーションを楽しむのは、海外スキーの大きな魅力なのだと思う。

世界遺産の山々から ザルツカマングートへ。 神秘的な景観が待つオフピステルート

ラムザウからロープウェ イで一気に2,700m地 点まで上がれば、そこ には絶好のスキーエリ アが広がっている

ラムザウからロープウェ イで一気に2,700m地 点まで上がれば、そこ には絶好のスキーエリ アが広がっている

オーストリアアルプスの東側での絶景スキーとしては、世界遺産、ダハシュタイン山塊でのスキーをお勧めしたい。ダハシュタイン山塊はシュタイヤーマルク州とオーバーエスタライヒ州、そしてザルツブルク州の3つにまたがり、もっとも高いホッホダハシュタインは2、995㍍の高さを持つ。 スキーエリアは、このダハシュタイン山塊の南東側、つまりシュタイヤーマルク州側に位置する。世界遺産のために制限があり、アクセス手段など、そこにある人工物は最低限のもの。その周囲に広がるまったく手つかずの大自然を滑ることができるのが最大の魅力だ。麓のラムザウから2、700㍍のダハシュタイン氷河へロープウェイでアクセスすると、オーストリアはもちろん、ドイツ、チェコ、スイス、スロベニア、ハンガリーと、6カ国の山々を見渡すことができる。その景観の美しさは、やはり息を飲むほどすばらしいものだ。

このダハシュタインは、総延長距離約850㌔、25のスキーエリアの集合体であるスキーアマデのひとつ。すぐ東側にはシュタイヤーマルク州が誇るスキーエリアであり、アルペンスキー・ワールドカップのナイトレースの開催地としても有名なシュラドミングやエンスタールがあり、西側にはザルツブルクとの州境となるラダシュタット、その南側には長野オリンピックの2冠王、ヘルマン・マイヤーの出身地、フラッハウなど数々のスキー場が名を連ねる。しかし、そのなかでもダハシュタインは独立した感があり、日本人スキーヤーが訪れるのはめずらしいことも旅の特別感を高めてくれる。

オーストリアの最高峰、グロースグロックナーとそれを囲むホーエ・タウエルン国立公園。そして、世界遺産、ダハシュタイン山塊の絶景とそこからザルツカマングートへといたるツアールートの神秘的な風景。チロル3大氷塊をめぐるスキーと合わせて、オーストリアスキーが持つ魅力は圧倒的な深さを持つ。何億年もかけて氷河が削り出して造形された3、000㍍級の山々。その奇跡の地形と雪が可能にした連続性の高いスキーイング、そして、それらが織り成す風景をぜひ楽しんでもらいたい。

オーストリアエリアのほかのスキー場